シドニー旅行の帰り、長距離フライトを前にアメックスの「センチュリオン・ラウンジ」に立ち寄ってみました。
センチュリオン・ラウンジは、アメリカン・エキスプレスが世界各地の主要空港に展開している会員専用ラウンジで、2025年7月時点でその数は約30か所。
それぞれの国や地域の文化を取り入れたデザインやサービスが特徴で、出発前のひとときを上質に過ごせる空間として知られています。
シドニー空港「センチュリオン・ラウンジ」の場所と雰囲気

シドニー国際空港のセンチュリオン・ラウンジは、ターミナル1(国際線)にあり、出国審査を終えてからゲート50〜63付近に位置しています。
保安検査を抜けて少し進むと、ひときわ目を引くグリーンウォール(植物の壁)と、壁面にライトアップされた「THE CENTURION」のサインが見えてきます。

営業時間は6:00~21:00(季節によって変動あり)。

なお、今回は見かけなかった(あるいは気づかなかった……)のですが、ラウンジ内にはオーストラリア先住民アーティスト「Blak Douglas(ブラック・ダグラス)」による作品が展示されているとのこと。
各国の文化やアートを取り入れるのも、センチュリオン・ラウンジならではの特徴みたいです。
静けさと落ち着きに包まれる癒しの空間

ラウンジの中はモダンなデザインのインテリアと、落ち着いた照明。

席数も十分にあり、ふかふかのソファ席や大理石調の丸テーブルが並ぶテーブル席、そして一人で静かに過ごしたい人にぴったりのカウンター席など、好みに合わせて選べるのが魅力です。
もちろんWi-Fiも完備されており、出発前のちょっとした仕事や調べものをするにも快適。

何より印象的だったのは、空間全体の「静けさ」と「落ち着き」。
利用者はそれぞれが静かに思い思いの時間を過ごしていて、空港にありがちながやがや感はほとんど気になりませんでした。
軽食中心の落ち着いたビュッフェと豊富なドリンクバー

ラウンジ内のフードコーナーはビュッフェ形式で、温かい料理から軽食、デザートまで一通りそろっています。

ラインナップはチーズやハム、クラッカー、フルーツ、クロワッサンなど、シンプルながらも満足感のある内容。

オーストラリアらしいポイントとして印象的だったのが、トーストコーナーに置かれていた「ベジマイト(Vegemite)」。
濃い茶色のペースト状スプレッドで、塩気と独特の旨み(少し苦味)があり、オーストラリアの定番朝食として知られています。

ドリンクコーナーも充実していて、バーカウンターではスタッフに注文してカクテルやコーヒーを作ってもらえます(※英語対応)。


自由に取れるワインボトルやソフトドリンクコーナーも完備。
コーヒー・紅茶・ジュース類も豊富で、好みの飲み物を選びながら一息つけます。
静けさと安心感に包まれる、旅の締めくくりにぴったりのアメックスラウンジ

今回利用したシドニー空港の「センチュリオン・ラウンジ」は、華やかさや非日常感を前面に出すというより、静かで落ち着いた“安心感”を重視した空間という印象でした。
がやがやした空港の中で、心と体を休めながらフライト前の時間を過ごせるのは、想像以上にありがたいもの。長距離フライトを控えているときこそ、こうした静かな癒しの場所の存在が身にしみます。
このラウンジはアメリカン・エキスプレス会員向けの特典として利用できるもので、カードの種類によっては回数制限があったり、同伴者の条件が異なります。(今回私は、夫のカード特典で一緒に入室できました)
もしアメックス会員で、シドニー空港からの長距離フライトを控えている方がいれば、ぜひ一度立ち寄ってみてほしい場所です。

