フランス・パリにあるルーヴル美術館。3万を超える膨大なコレクションのなかから、「愛」をテーマに精選された73点の西洋絵画が日本にやってきています。
人間の根元的な感情である「愛」。時に喜びに満ち、時に苦悩や悲しみを湛えるありとあらゆる愛を、西洋の画家たちはどのように表現したのか。
国立新美術館「LOUVRE ルーヴル美術館展 愛を描く」

「ルーヴル美術館展 愛を描く」
会場:国立新美術館(東京メトロ乃木坂駅6出口直結)
会期:2023年3月 1日(水) ~ 2023年6月12日(月)
観覧料(税込):一般2,100円
ルーヴル美術館から「愛」をテーマに精選された73点の西洋絵画が一堂に集結した企画展。運がよければ当日券も購入できますが、日時指定の事前予約がおすすめです。

会場内で入手できるジュニアガイドと出品リスト。神さまたちの愛(神話画)、キリストの愛(宗教画)、恋人や家族たちの愛(風俗画)など、さまざまな愛のカタチが絵画で表現されています。
「#ルーヴル美術館展 愛を描く」は第4章のみ写真撮影が可能です。
展示作品に近づきすぎないようお気をつけください。
またスマートフォンやカメラを落とさないようお願い致します。
多くのお客様がいらしております。
撮影時には周りのお客様にもご配慮ください。#国立新美術館 #LOVELOUVRE2023 pic.twitter.com/WppdmYhE49— ルーヴル美術館展 愛を描く【公式】 (@love_louvre2023) March 3, 2023
出口へと続く「第4章」区画のみ撮影が可能です。

フランソワ・ジェラールの「アモルとプシュケ(アモルの最初のキスを受けるプシュケ)」。カンヴァスの高さが180cmを超えていて、目の前に立つと凄味を感じます。
秘めやかで不謹慎な愛の気配「部屋履き」

by Samuel van Hoogstraten「部屋履き(View of a Corridor)」1655-1662年ごろ パブリック・ドメイン リンクによる
情熱的なもの、暴力的なもの、官能的なもの、悲劇的なもの…あらゆる愛の絵画があるなかで、私のいちばんのお気に入りは“謎めいたもの”。
サミュエル・ファン・ホーホストラーテンの「部屋履き」は、本コレクションのなかでちょっぴり異質。他の絵画とは違って、人物も神の姿も不在です。
なぜこれが「愛」ある絵画なのか。中央には、慌てて脱ぎ捨てられたかのように散らばる部屋履き。そして視線を少し上に向けると、扉に差し込まれたままの鍵があります。
家仕事をしていた女性が、日常を投げ捨てて不謹慎な愛に沈んでいる、…かもしれない。見えないからこそ、妖しさと不穏なムードが漂う作品です。
【グッズ】お気に入りのポストカードとブックマークをお土産に

ついついお財布の紐がゆるみそうになるのをグッと堪えて、厳選したポストカードと、表面がプラスティックのブックマークを購入しました。ブックマークのデザインも何種類かあったのですが、フランソワ・ブーシェの「アモルの標的」で即決!
キャラクターや専門店など、いろんなコラボアイテムが売られていて、グッズコーナーでもついつい長居してしまう人が多そう。まだ発売前で断念しましたが、公式サイトで見たドイツのライフスタイルブランド・フェイラーのコラボハンカチがめちゃくちゃ愛くるしかったです…。