JALの「どこかにマイル」を利用して、カップルで香川旅行へ行ってきました!
どこかにマイルは、JALの飛行機にのったり加盟店で買い物したりで貯めた6,000マイル(=ポイント)を往復の航空チケットに交換できるサービスのこと。行き先は専用ページに表示された4つの候補地からランダムで決まるので、どこへ行けるかは申し込んでからのお楽しみ。
マイルの失効が迫っており、通常の週末に弾丸で行ってきたのでかなりタイトなスケジュールでしたが、栗林公園やフェリーでの島渡り、名物うどんの食べ歩きなど、ぎゅぎゅぎゅっと満喫できました(*´▽`*)
羽田から高松空港→リムジンバスで高松駅へ
羽田からフライト約1時間、そこからさらにリムジンバスで高松駅まで移動します。
バスは飛行機に合わせて運行しているようなので、のんびりしてて乗り遅れると時間のロスがもったいないかも。ただし、高松駅までも約1時間ほどかかるので、お手洗いは済ませておくのが安心です。バス料金は交通系ICカードで支払えます。
高松駅は島巡りに使う港のすぐそばにあって、名所の栗林公園にもバスで簡単にアクセスできるので、拠点にするには最高のスポット。我々も駅のそばのホテルに宿泊しました。
バスからみた高松空港付近の様子はのどかな田舎町、という印象でしたが、海が近づくにつれ穏やかな港町の顔に。潮のかおりがふんわりと街中に漂っていて、のんびり、ゆっくりと休暇を過ごすには最高のロケーションです!
香川といったら、やっぱりうどん!!!
お昼前に高松駅に到着し、ホテルに大きな荷物を預けたら、とにもかくにも腹ごしらえ。「うどん県」に来たからには、名物を食べておかねばなりません。
高松駅からてくてく歩いて約10分。まずは、食べログ評価の星が3.7に迫る大人気のうどん屋「植田」さんへ。7月初旬とは思えない猛暑日だったので、迷わず冷やしぶっかけを選びました。
今回食べたうどんのなかで、私のベストに輝いたうどん。ひんやり甘めの出汁が火照ってバテ気味のカラダに沁みます…。麺はかなりやわらかめで、コシ重視派さんには物足りないかも(彼氏がそうでした)。
スタミナも胃も絶好調のうちにハシゴします。
「川福」さんは、ざるうどん発祥のお店として有名なところ。
せっかくだし…ということで、ざるを頼みました。ひと口すすって、まず植田さんとは全然うどんの弾力が違う! うどんを口一杯にすすると、「餅か?!」と錯覚するほどのもちもち感。
焼いた餅ではなく、汁物に入って表面が溶けたような柔らかなお餅のような感じで、ざるではなく、ぶっかけで甘めの出汁と一緒に食べたらマイベストが変わっていたかもしれません。うどんというか、甘め出汁にどハマりした模様_(^^;)ゞ
前後しますが、翌日に香川旅行の〆で食べたうどん屋さんが「地上最強のウドン ゴッドハンド」。尖ったネーミングで若手のお店かなと思いきや、2022年の百名店に選ばれている有名店。今回食べたうどんのなかでも、食べログ評価はダントツトップの星3.76(※2022年7月時点)!
3店のなかで、麺がいちばんしっかりとしていて、彼氏のナンバーワンに。上品ですっきりとした出汁は、最後の一滴まで飲み干してしまうおいしさ。個人的には肉や油あげなど濃くて甘めの一品をトッピングしたかったな~と思いました。
東京ドーム3.5個分!日本最大の文化財庭園「栗林公園」へ
腹ごしらえが終わったあとは、栗林公園(りつりんこうえん)へ。くりばやし公園じゃないですよ!(最初間違ってた…)
特筆すべきは、その広さ。文化財庭園のなかでも最大の大きさで、なんと東京ドーム3.5個分! 実際に歩いてみると、広大な自然が美しい…というだけでなく、ひとつひとつの木々が丁寧に手入れされているところに芸術的な魅力もあって、歩調をゆるめてじっくり眺めたくなる景色です。
一通りまわってから園内のカフェでひと休憩する予定が、猛暑ということもあって途中でクールダウンへ。香川のはちみつと瀬戸内のレモンでつくった特製レモネードをいただきました。とろけるよう甘さが火照ったカラダに染みます…。
池には鮮やかな鯉。専用のエサも売っていて食いつきがスゴい(笑)
笠をかぶって遊覧する舟。風情があって、絵になります。
フェリー「めおん」で鬼ヶ島伝説が残る女木島へ!
香川は港から島々を巡るのも楽しみのひとつ。旅行の下調べで初めて知ったのですが、アートと結び付いた島が多くて「島まるごと美術館」「現代アートの聖地」として世界的に注目度が高いんですね!
今回は1泊2日の弾丸旅行、しかも2日目は15時台の飛行機で帰る予定だったので、いちばんアクセスしやすい女木島(めぎじま)に朝いちばんのフェリーで行ってきました。「めおん」という船で片道約20分で向かえます。
ミステリの舞台になりそうな雰囲気…! もともと孤島が舞台のミステリ小説が大好きなので、船の上から大興奮でした!
女木島は「鬼ヶ島伝説」がある有人島で、港のそばには民家もあって、リゾート地というより懐かしさのある、のどかな雰囲気が流れています。
防波堤には風に揺らめくカモメのオブジェがずらり。約300羽あるそうで、結構壮観…!
海のそばにはモアイ像も。イースター島で倒れたモアイを立て直すプロジェクトを高松市のメーカーが手掛けた関係で設置されているそうです。
専用の連絡バスにのって、ぐんぐん山頂へのぼっていきます。
山頂にあるのが島の一大スポット「鬼ヶ島大洞窟」。紀元前100年ごろに人の手によって作られた大洞窟で、広さは一般家庭の40軒に相当。発見者が女木島と桃太郎伝説を結びつけたことで、「鬼ヶ島大洞窟」と命名されたそうです。
広くてほの暗い洞窟を歩いていくだけでスリル満点ですが、さらにムードを盛り上げるのが随所にビッシリと並べられた「鬼瓦」。瀬戸内国際芸術祭2013に参加した、香川の中学生3,000人分の作品です。入り口で解説してくれたガイドさんによると、その後も増え続けているとか。
外の猛暑が信じられない、14度の世界。天然のひんやり感が気持ちいい。
おどろおどろしいネーミングの監禁室。この島の伝説でいう鬼とは、海賊をあらわしているとかで、宝庫(たからぐら)もありました。
無事に出口を出て振りかえると、頭上にはでこぼことした岩肌が。
一瞬木が積み重なってみえるこれは「柱状節理」といって、火山が噴火した際にマグマが固まってできた珍しい自然現象だそうです。
出口からさらに徒歩で上っていくと展望台があり、島全体を見渡せます。
大洞窟は自転車を借りて行くこともでき、時間があればサイクリングしたかったね~と話していたんですが、体力に不安がある方は絶対に連絡バスの利用がおすすめ。山頂に向かうので坂があるのは当たり前ですが、その斜度と長さが半端ない。一応、電動自転車を借りることもできますが、私ならそれでも間違いなく途中離脱してたと思います…。ほんと、かなり険しい道のりなので…!
香川は時間をかけてゆっくりのんびり楽しみたい場所
女木島を堪能してまた高松市にフェリーで戻り、駅にあるお土産屋さんでうどんを買って帰路へ。ちなみにお土産を買うなら栗林公園のショップがかなり広くで充実している印象でした。
香川旅行はバスやフェリーでの移動が中心になりますが、バンバン走っているというわけではないので時刻表を確認しながら動くのがおすすめです。
今回巡れなかった島々はもちろん、他の季節の栗林公園もさぞ見ごたえがあるだろうと思うので、今度は数日かけてゆっくりまわりたいな~と思います( ´∀`)