シドニー観光といえば、オペラハウスやハーバーブリッジ。
そんな王道スポットが集まるシドニー湾のすぐそばに、ひときわ異彩を放つ場所があります。
それが、1935年に誕生した歴史ある遊園地「ルナパーク(Luna Park Sydney)」です。
レトロでカラフルな園内は、一見するとなんともかわいらしい雰囲気。……なのですが。
よく見ると、ちょっと不気味。いや、かなり不気味。
巨大な顔のゲートをはじめ、いたるところにピエロや独特な表情の人形が潜んでいて、歩けば歩くほど「どうしてこうなった?」と言いたくなる世界が広がっています。
今回は、シドニー旅行で訪れたレトロ遊園地「ルナパーク」を、たっぷりの写真とともにご紹介します。
入園無料!シドニー湾に佇む1935年創設のレトロ遊園地
ルナパークがあるのは、シドニー湾に架かるハーバーブリッジのたもと。
1935年に開園した歴史ある遊園地で、現在も地元の家族連れやカップルなどに親しまれています。
アクセスは、サーキュラー・キー(Circular Quay)からフェリーに乗って約10分。ハーバーの景色を眺めながら向かえるので、移動そのものもシドニー観光のひとつとして楽しめます。
電車なら、ミルソンズ・ポイント駅(Milsons Point)から徒歩約5分です。
そして、ルナパークのうれしいところが入園無料であること。
アトラクションに乗る場合は別途パスやチケットが必要ですが、園内を散策するだけなら料金はかかりません。
ただし、開園日は決まっており、お休みの日には園内へ入れません。訪れる際は事前に営業日を確認しておきましょう。
ルナパークのシンボル!巨大な口からいざ入園
ルナパークといえば、まずはこれ。
入口そのものが、ニッコリと笑う巨大な顔になっています。
青空に映えるパステルカラーの建物。
頬はピンク、唇は真っ赤。長いまつげまでついていて、細部だけ見ればかわいい要素の集合体のはずなのですが……。
なぜだろう。
絶妙に怖い。
近づいてみると、さらにこの迫力。
そして、ルナパークへ入るには、この巨大な顔が大きく開けた口の中へ自ら飛び込んでいくことになります。
このゲートはルナパークを象徴する存在で、もちろん記念撮影の定番スポットです。
ちなみに夜になるとライトアップされ、昼間とはまた違った雰囲気に。
昼と夜で表情がガラッと変わるので、時間が合えば両方眺めてみてください。
レトロでかわいい……だけじゃない!独特すぎる園内を散策
ゲートをくぐると、カラフルな遊園地が広がっています。
観覧車やメリーゴーラウンド、昔ながらのゲームなどが並び、まるで古い映画の中に迷い込んだよう。
建物や看板までレトロなデザインで統一されていて、この雰囲気がとにかくかわいい!
……のですが。
なんかいる。
園内を歩いていると、とにかく目につくのがピエロです。
こちらでは、真っ赤な衣装を着た2人の男性に、小さなピエロが挟まれています。
さらに顔出しパネルまで。
親子で記念撮影できる微笑ましいスポット……なのですが、その奥をよく見ると、大口を開けたピエロたちがこちらを見ています。
こちらはなんと、リサイクルステーション。
ゴミ箱までこのテンションです。
陽気なピエロのはずなのに、なぜか見れば見るほど不安になってくる絶妙な表情。
これこそルナパークの魅力なのかもしれません。
ちなみに、BOYSもGIRLSも満面の笑みで道を教えてくれます。
園内を歩いているだけで次々と妙なものに遭遇するので、アトラクションに乗らなくてもまったく退屈しません。
夢に出てきそう……ピエロが並ぶ謎のゲーム
そして、個人的にかなり強烈だったのがこちら。
大きく口を開けたピエロたちがズラリ。
ゲーム用の装置なのですが、苦悶の表情を浮かべているようにしか見えません。
後ろに並んでいるカラフルなドーナツやぬいぐるみとのギャップもすごい。
別の場所にもいました。
こちらはさらに顔が長い。
全員同じ方向を向いて口を開けている光景は、もはや現代アートの展示のようです。
賞品のぬいぐるみが所狭しと並び、家族連れの人たちが普通にゲームを楽しんでいます。
こうして見ると遊園地らしい光景なのですが、やっぱり手前のピエロが気になって仕方がない。
見た目以上に本格的!絶叫系アトラクションも充実
ルナパークはレトロな雰囲気を楽しむだけの場所かと思いきや、園内には意外と本格的なアトラクションもそろっています。
入口付近だけでなく奥まで続いていて、実際に歩いてみると思っていた以上の広さ。
こちらは定番の絶叫系アトラクション「HAIR RAISER」。
座席が塔を上昇していき、高いところからストーン!と落下します。
かわいらしいレトロ遊園地だと思って油断していると、なかなか容赦がありません。
そして、もうひとつ衝撃だったのが――。
このレトロな大観覧車。
赤・青・緑・黄色のゴンドラが並ぶ姿は、ルナパークの風景によく似合っています。
「遊園地の観覧車に乗って、のんびりシドニー湾を眺めるのもいいなあ」
なんて思いますよね。
ところが。
この観覧車、異常に速い。さらに新しい乗客がやって来ると、観覧車は容赦なく停止します。
優雅な空中散歩を想像していた私には、なかなか衝撃的な観覧車でした。
狂気だけじゃない。海を眺めてのんびり過ごせる憩いの場
ここまで不気味だの狂気だの好き勝手に書いてきましたが、ルナパークは地元の人たちにとって昔から親しまれてきた憩いの場でもあります。
園内を歩いていると、家族連れやカップルの姿が多く、ランチを持参してピクニック感覚で遊びに来る人もいるのだそう。
実際、海沿いのベンチに座ってのんびり過ごしている人たちもちらほら見かけました。
そして、何よりこの立地。
ハーバーブリッジのすぐそばにあるため、園内からはシドニー湾の美しい景色を楽しめます。
不気味なのにかわいい。シドニーで出会った忘れられない遊園地
巨大な顔の口から入場し、歩けばそこかしこからピエロに見つめられ、観覧車は想像以上のスピードで回っている――。
ルナパークは、いわゆる「夢いっぱいのテーマパーク」とは少し違います。
1935年から続くレトロな雰囲気を残しながら、今も地元の人たちが遊びに来ている。その歴史も含めて、ここでしか味わえない魅力があります。
シドニーの王道観光をひと通り楽しんだら、このレトロな遊園地にもぜひ足を運んでみてください。
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今回のルナパークをはじめ、オペラハウスや街歩き、シドニーグルメまで夫婦でたっぷり楽しんだ5泊6日の旅。
「シドニーって何日あれば楽しめる?」「実際どんな順番で回った?」という方は、旅行全体をまとめたこちらの記事もどうぞ。


