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続・シリアルキラー展エヴィルデヴィルをレポート―心に潜む悪・魔が集結

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5月30日から東京・銀座のヴァニラ画廊で開催されている『HN【悪・魔的】コレクション~evil devil~』展に行ってきました!

シリアルキラーが描いた作品や遺物を蒐集しているHN氏の厳選したコレクションを拝見できる、超レアな展示会です。

あや
あや
ディープなプライベート・コレクションには目を奪われます…!

今回は『HN【悪・魔的】コレクション~evil devil~』展をレポートします\(^o^)/

HN【悪・魔的】コレクション「エヴィルデヴィル」展とは?

今展覧会では、人々を震撼させるシリアル・キラーのアートワークのコレクションをはじめ、映像、漫画そして深層心理の4つの視点から各々の心の中に潜む【悪・魔】の形を、HN氏の多岐にわたるコレクションより厳選して展示いたします。

人はなぜ、悪魔的な作品に心を惹かれるのでしょうか。そしてその本質は何なのでしょうか。驚異のプライベート・コレクションを通じ、その片鱗が見えてくるかもしれません。

引用:ヴァニラ画廊公式ページより

エヴィルデヴィル(evil devil)は、悪をコンセプトにした展示会。HN氏という日本人コレクターが蒐集した悪・魔的コレクションを鑑賞できます。

今回の展示会は4つの視点で構成されており、

①シリアルキラーの遺した作品や手紙etc.
②悪・魔的な世界観のある映画やアニメーション
③怪奇漫画コレクション
④闇深い深層心理が垣間見えるアーティスト作品

の、いずれかに分類されるコレクションです。

実は2年前にもHN氏のシリアル・キラー展が同会場で開催されており、それがとても印象深く今回も情報を聞きつけてすぐに脚を運びました。

あや
あや
2年前はサイコサスペンス好きとして行くっきゃない!と友人と観に行って、あまりの衝撃に沈黙して帰りました…(笑)

銀座の地下にあるディープな空間・ヴァニラ画廊


エヴィルデヴィルの会場はJR新橋駅銀座口から徒歩5分ほどの場所にある、ヴァニラ画廊。
小さなアートギャラリーで、ビルの地下2Fにあります。

地下におりるエレベーターはなく、地上から階段を使って会場へ。

すでにどことなく重く暗い雰囲気があります…!

階段を下りるとスタッフがおり、入場料をお支払い。エヴィルデヴィルは特製パンフレット付きで1,700円。決して安い値段ではありません。

あや
あや
コレクション数は多いですが、キャパシティ的には20人くらいでいっぱいになる小さな空間です。

じっさい値段を知らずに飛び込んできたカップルが、「そんなに高いんだ…」って踵を返す場面に遭遇…。確かにシリアルキラーとかに興味がない人からすれば、そこまで払って…っていうギリギリの値段設定。

しかし、深層心理やシリアルキラーに興味がある人にはむしろ安いくらいで、払う価値は十分にある展示会です!

じっさいに観て楽しむのはもちろん、展示されたコレクション写真と解説文が載った読み応え満点のパンフレットは何度でも読み返したくなります…!

特製パンフレットとチラシ


こちらが入場料と引き換えに貰えるパンフレット。どことなくデ○ノートのような趣があります。


左は2年前のシリアルキラー展のパンフレット。

あや
あや
展示会のチラシもゲットしました♪

印象的だったコレクション3つ

個人的に印象的だったコレクションは、シリアルキラーのアート作品です。
殺人ピエロ・ペニーワイズのモデルとしてもお馴染のジョン・ウェイン・ゲイシーをはじめ、はじめて知った連続殺人鬼もちらほら。

あや
あや
大抵はサイコサスペンスやホラー映画のモデルになるほど有名なシリアルキラーの遺物ばかりで、「あ、あの映画の…!」と彼氏そっちのけでくぎ付けに…(笑)

ハッピースマイル・キラー

ハッピースマイル・キラーこと、キース・ハンター・ジャスパーソンの自画像。リアルなタッチで描かれた微笑む男性の絵画なんですが、なんともその笑顔が不気味なんです。

8人の女性殺害で終身刑(現在も服役中)なんですが、キース本人は160人以上を殺したと供述しています…。

キースの代わりにカップルが誤認逮捕されて数年拘束されていた…という話にゾッとして、さらにキースが普通に結婚して子ども3人に恵まれ父として過ごす日々があった…ということに衝撃を受けました。

あや
あや
自画像は人間の一面だけでは捉えられない底知れなさを感じさせる1枚です。

人肉ハンバーガーショップ

刺激的なタイトルに目が離せなくなったジョー・ロイ・メセニー。8名の殺害を自供しており、殺した人間の肉を使ったハンバーガーを客に提供していた…という、B級ホラー映画のようなことが現実に起こっていたんです。

ジョーが残したアート作品は、漫画タッチの自分をモチーフにしたキャラクター。かわいらしくコミカルなタッチのイラストで、おぞましい行為とはかけ離れている感じがまた怖い…。

あや
あや
インタビュアーに対して「ハンバーガーには気をつけろ」と話していたという解説文にも不気味さを感じました。

孤独な無神論者

ウェイン・ローは高校で乱射事件をおこした青年です。正確にはシリアルキラーではありませんが、この事件で2名が死亡、4名が重傷を負いました。

個人的に展示会で一番目を引いたのが、彼のアート作品(と、言っていいのか…)で、人物写真に刺繍やドローイングを施しているんです。人の顔がキレイに隠れるよう刺繍されており、サイコっぽいんですが、そのドローイングや刺繍が美しいこと。

色彩や形がキレイで、「そういうアートだ」と言われたら思わず納得してしまう感じです。

心の闇に迫る生々しいコレクションを堪能


今回は『HN【悪・魔的】コレクション~evil devil~』展をレポートしました。

悪という側面から人の心理をみた、不気味なのに惹きつけられる展示会です。今回はシリアルキラーコレクションをメインに紹介しましたが、それぞれの視点をくらべて眺めるのも面白い内容でした。

あや
あや
映画やアニメ、漫画コレクションの悪はどこか人の手が加えられたキレイさがあって、アーティストが残した作品には個人的なエゴのようなものと、「病み」みたいなものを感じたり…。

テレビやネットで画像が出回っている作品も多いですが、やはり生で見ると迫力が違います。

開催期間は残りわずかですが、気になる方はこの展示会をお見逃しなく!

※ちなみに、コレクションの撮影は禁止です。

イベント情報

『HN【悪・魔的】コレクション~evil devil~』展
開催期間:2018年5月30日(水)~7月1日(日)
会場:東京都 銀座 ヴァニラ画廊 展示室A、B
時間:12:00~19:00
料金:1,700円
※パンフレット付
※高校生未満は入場不可

>>ヴァニラ画廊公式サイトはこちら