食い倒れようと意気込んだ名古屋グルメ旅。しかしせっかくなら観光もしたいよね……ということで、文化のみち二葉館(名古屋市旧川上貞奴邸)に行ってきました。
オレンジ色の洋風屋根が目印「文化のみち二葉館」
名古屋城から徳川園にかけての一帯「文化のみち」にある二葉館。国の文化財にも登録されている大正ロマンの香り高い館です。
別のアングルから。
ぱっと目をひくオレンジ色の洋風屋根。二葉館は別名「名古屋市旧川上貞奴邸」で、日本初の女優と謳われた川上貞奴(かわかみさだやっこ)の邸宅を移築・復元したものです(公式サイト:外部リンク)
青空に映える豪邸。観光パンフレットを見た際は、「日本初の女優が暮らした邸宅」とだけ意識にとまったのですが、
詳しくは電気王と称された福沢桃介(ふくざわももすけ)が、川上貞奴のために建て、ともに暮らした邸宅なんですねφ(..)
実際にテレビドラマにもなっていたらしく、このふたりの関係がまた香り高いロマンスでして。
貞奴にとって桃介は初恋の相手。しかし桃介は留学するために、福沢諭吉の次女と縁談を結んで一度は貞奴との別れを選んでるんですねえ、えぇ……
文化人が集うサロンでもあったステンドグラス輝く大広間
玄関を入って左手すぐ、豪勢な螺旋階段のある大広間につながります。
螺旋階段を背にして立つと、光こぼれるステンドグラスが美しいこと!
ステンドグラスのすぐそばには複数人でゆったりくつろげるソファ席があります。
この大広間は政財界人や文化人の集まるサロンでもあり、当時は「二葉御殿」と呼ばれていたそうです。
大広間のお隣の部屋に展示されていた貞奴のポスター。1900年のパリ万博での公演を宣伝する1枚です(スイスの画家、アルフレード・ミュラー作)。
伝統的な和室も備え東洋と西洋の文化が溶け合う館
きらびやかな大広間とは一転、廊下に出るとクラシカルな雰囲気に。
我々が入場した洋風扉とは別に、和風な玄関もありました。
落ち着いた和室も。暮らしに西洋が溶け込んできた大正ロマンの香り漂います。
書斎っぽい小さな和室空間。この区画も家にほしi……
【おまけ】ee35filmで撮る二葉館
フィルム風の写真が撮れるスマホアプリ「ee35film」を使ったコレクションです!