学問の神様・菅原道真公(すがわらのみちざねこう)を祀る神社として有名な太宰府天満宮。
じつは境内東側にレトロな遊園地があるのを知っていますか?
その名も「だざいふ遊園地」は、ちびっこのゆうえんちデビューにもぴったりなかわいい乗り物が盛りだくさんのスポット。
年季の入ったコミカルな乗り物たちは、レトロ好き・写真好きもトリコにすること間違いなし!
太宰府天満宮の森に囲まれたレトロ遊園地
太宰府天満宮の東側奥に位置する、約3万平方メートルのちびっこ向け遊園地。
懐かしさのある子ども向けアトラクションが約20機種、どうぶつとのふれあいコーナー、野菜の収穫体験イベント、プールなど、ちびっこ大興奮のアミューズメントが集結しています。
大人の入園料が600円、別料金でのりものフリーパスが2,300円(ともに税込、2023年10月時点)。のりものは1人1回300円~500円で「のりものチケット」を購入することもできます。
支払いにはクレジットカードや電子マネーも使えます。
・だざいふ遊園地公式サイト(外部リンク)
だざいふ遊園地にただようユートピア感
レトロなアトラクションが並ぶ園内。
しかし古めかしい遊具たちは現代っ子たちに物足りないのでは……
なんて心配は杞憂でした。
新型ウィルスによる行動制限が解かれた2023年の夏休みシーズンというのもあってか、想像以上に家族連れで賑わい、飲食スペースは満席近くになっているところも。
普段の生活ではちょっと目にしないくらいの子どもで溢れていたにも関わらず、誰ひとり電子ゲームをしていないのが印象的でした。
だざいふ遊園地そばに入口がある「九州国立博物館」
ゲートからポップなだざいふ遊園地に対して、すぐそばには由緒あり気な佇まいの「九州国立博物館」…の入口が。
中に入ると、長いエスカレーターが上へ上へとつながっています。
7色に光る虹のトンネル。じつはこの建物は「アクセストンネル」で、博物館はさらに森のなかに位置しています。
近未来的なトンネルをくぐり抜けた先にあるのが、曲線的なフォルムが特徴の近代的建造物。
ダブルスキンガラスという複層ガラスを2,000枚も使用した壁は周囲の緑を映し出し、地球に擬態しているかのよう。
通称「九博」(きゅうはく)という名で親しまれているここ九州国立博物館は、東京、京都、奈良に次ぐ全国で4番目に設立された“歴史系”の国立博物館です。
・九州国立博物館公式サイト(外部リンク)
常設展示室には日本とアジア・ヨーロッパの文化交流の歴史がわかる文化財が展示されています。常設展示室は一部展示品を除いて撮影OKでした。
特別展室もあり、過去にはゴッホの絵画や東洋磁器などのコレクション展も。日常を忘れる森のなかの美しい博物館で、アートや歴史に触れられるのはなんとも贅沢です。